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～ハルの過去～



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新歓コンパが終わった後、
写真サークルの先輩の勧誘を受けるようになり、
元々写真を撮るのが趣味だった俺は喜んで加入することにした



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部長でもある先輩の名前は「ジュン」
先輩には女癖が悪いとかそうゆう噂を耳にしたが、
部活自体には本気で取り組んでいるように見えて
お互い自分が撮った写真を取り交わしながら親しくなった



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そんなある日
先輩からいつものようにメッセージが来た
写真を確認してみると



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誰とも知らない女性の裸だった
「名前…何だっけ？」
「顔B - そこそこ悪くはない」
「胸A - なかなか」
「マンコB - ヤリマンｗ」



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ハル）　先輩、これって…
先輩）　あ、悪い悪いw
先輩）　他のやつと間違えて送っちまった
ハル）　…そうですか💦
先輩）　まあ、お前も俺の噂聞いたことあるだろ？
先輩）　折角だし、お前にも送ってやるよ



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俺は断ったけど、「いいからいいから」と押し切られ一方的に写真を送られるようになった
送られてくるハメ撮りには感想や評価が書かれてて
なんだか悪い気がして、先輩とのメッセでたまに送られてくるそれを開かずに流し見していた



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しばらくたったある日
初めて「Ｓ」と大きく評価の書かれたハメ撮りが送られてきた
小さなサムネイルに見えるヘアバンドがなんとなく気になって、おそるおそる拡大してみると…
先輩）　この子、いいっしょ？



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俺の知ってる女の子の姿が写っていた
「せなちゃん(俺の事嫌ってたけどハメ成功ｗ）」
「顔S - ロングヘアで俺の好み♥」
「胸S - 大きくて柔らかい♥」
「マンコS - 「処女」締め付け最高♥」



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ハル）　この子…もしかして旧図書館の…？
先輩）　おー、お前も知ってる子だったか
先輩）　はじめてこれに反応くれたなw
先輩）　ガード硬くて誘うの手こずったけど
先輩）　好きな先輩がいるってんで、相談に乗ってそのままノリでハメられたw



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彼女が精液でタプタプになったコンドームを持っている写真は衝撃的だった
それと同時に、それまで忘れていたもう一人の女の子を思い出した



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ハル）　そういえば先輩
ハル）　新歓コンパの時…
ハル）　ヘアピンで眼鏡をかけたショートヘアの女の子、知ってますか？
先輩）　あー
なんとなく先輩の動揺が感じられる



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先輩）　まあ、知ってるけど
先輩）　でもかなーり言いづらいというか
ハル）　…はい？



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先輩）　これは見せたくなかったけど
先輩）　お前がゆみのこと聞いてくるからさぁ…
先輩が送ってきた写真のサムネイルには
何の文字も書かれていなかった



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女の子は手で顔を隠しているけど
新歓コンパの時の彼女であることが分かって、
前のハメ撮りと比べて明らか使用済みコンドームの数が違うのが
書かれていなくてもＳ以上の等級であるのが分かる
心拍数が上がり、頭痛と吐き気がした



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先輩）　お前、話合うし気に入ってるからさ
先輩）　やんわり言うけど
先輩）　ゆみは俺が「女」にしてやったし
先輩）　完全に俺のものにするつもりだから
先輩）　遠慮して欲しいっつーか
先輩）　……わかるだろ？



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どれくらいの時間がたったのか
動悸が収まると俺は怒りや、悔しさ、喪失感を感じるより
不思議なほど…



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興奮していた



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この時からだったかな
俺は自分が好きな人が他の男と性的関係になる状況に興奮を感じるようになった
後から知ったが「寝取られ」というジャンルの性癖らしい



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オナニーの時はいつも寝取られジャンルを探し求め
そこに出てくる女性に彼女を当てはめて妄想した
俺の性癖はもう、妄想の中の彼女でなければまともに興奮できないほど拗れて



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壊れていった



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ある日、突然彼女がこのサークルに入ってきた
ゆみ）　……名前、教えてくれる？
ハル）　ハル…
ハル）　………です
しかし俺は一年前とは容姿や性格が大きく変わった彼女の姿に思わず距離をとってしまった



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ゆみ）　あたしのメッセ、教えてあげるから♪
しかし彼女は俺にグイグイと距離を縮めて来て
毎日メッセージで会話する仲になった



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そして、ある日
勇気を出して明日彼女に「あの時」の話をしてみようと思ったその夜に



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彼女がハメ撮りを送ってきた



これは俺の妄想ではない現実だというのを自覚した瞬間
去年のあの日と同じ頭痛と吐き気が襲ってきた



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人は手に負えない精神的衝撃を受けると、それを合理化して受け入れるという
頭痛と吐き気が収まる頃…
はち切れんばかりに勃起した自分が嫌だった



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彼女と再会した時
俺の気持ちを伝えたら何か変わったのかな
後戻りするには俺も、彼女も



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遅すぎたのかも知れない




(妄想#１)
先輩）　悪いなｗ
先輩）　お前のゆみちゃん、俺が先に女にしちまったわｗ
ゆみ）　ごめんね…♥
ゆみ）　本当なら…あなたの物だったかも知れない私の初めて…
ゆみ）　先輩にあげちゃった♥
ゆみ）　あなたがもっと積極的だったらよかったのに…♥



(妄想#２)
ゆみ）　今ね、私の子宮の中、あなたのじゃない精液でいっぱいよ♥
ゆみ）　本当ならアンタの精液がここをいっぱいにするはずだったのに♥
ゆみ）　現実はティッシュの中に…びゅっ♥びゅる…♥かわいそう♥



(妄想#３)
ゆみ）　アンタ、マジでしつこいわね
ゆみ）　あの日以来、先輩とい～っぱいラブラブセックス♥したから
ゆみ）　今の私はアンタよりも先輩のことが大好きなの♥
ゆみ）　だから私とどうにか上手くいくような希望は…
ゆみ）　オナニーしたテイッシュと一緒に捨てといてね♥